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ホテルの中庭のユリが咲きました

 中庭のユリが咲きました。この辺りの崖地に生息するユリの花は初夏の白眉です。恋する女の人のために、多くの男達がこの花を取ろうと岩崖に挑み、命を落としたと言われています。ユリの花もその姿形が男を惑わせる魔性の花のような気がします。

 越中、富山の山奥には「クロユリ」が生えていて、戦国時代に佐々成政が豊臣秀吉の妻北の政所に献上したと言う伝説が伝わっています。北の政所はこれを珍重し、ことの他喜びました。しかしこれを見た秀吉の側室淀殿は実家浅井氏の旧臣に命じてこのクロユリを沢山取り寄せ、目立つところに北の政所に「こんなものは珍しくない」とばかりに投げ捨てました。北の政所は面目をつぶされ、成政はこのことがあだになり、肥後の国に左遷され、一揆の鎮圧に失敗して切腹して果てます。

 ユリはそれ自体が意思を持つように人間を数奇な運命に導いていく力を持っているのかも知れません。

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三国山のお花畑(ニッコウキスゲ)-2

三国山中腹の「お花畑」のほぼ全景です。標高の高いところから低いところを見下ろしています。真ん中を遊歩道が通っていて、ベンチがあって休憩できるスペースが2ヵ所あります。ここでお弁当を食べたり、休憩したりできます。

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三国山のお花畑(ニッコウキスゲ)

今年も新潟ー群馬県境の三国山の中腹の通称「お花畑」にニッコウキスゲの花が咲きました。ニッコウキスゲと言えば、県内では尾瀬ヶ原や野反湖が有名ですが三国山のもなかなかのものです。三国トンネルを新潟県側に抜けた右側に駐車場があり、そこから30分で三国峠の三坂三社神社(三国権現)に着き、そこからさらに三国山に向かって10分ほど登るとこの「お花畑」に着きます。「お花畑」は柵で保護されています。その柵を乗り越えて「お花畑」に入ってしまったり、花を取ったりすることはできません。いつまでも残して行きたい、我が古里の自然遺産です。(2005.07.18午前6時頃撮影)

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尾瀬ハイク

 7月11日、ご案内しました「尾瀬ハイク」に行ってまいりました。猿ヶ京ホテルを朝7時に出発、7時半に辰巳館さんで合流、バスを乗り換えて関越道、国道120号線を通って鳩待峠にいたります。そこから山の鼻まで、草花を観察しながらゆっくりとすすんで行きます。山の鼻から牛首の手前のところで昼食、そこから牛首の三叉路から福島方面に少し行ったところに、ニッコウキスゲの群落がありました。

 天候にも恵まれて、本当に素晴らしい尾瀬の自然を満喫することができました。

 参加者の皆さんと辰巳館の皆さんに心から御礼申し上げます。

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