猿ヶ京ホテル　桑の実だより　－　WEB版

　新年あけましておめでとうございます

　２００６年、平成１８年の幕開け、ことしもベストをつくしたおもてなしをこころがけてまいります。今後ともよろしくお願い申し上げます。

　なお当館では今年も１月のどんど焼き、自然観察会などのイベントを皮きりに館内をにぎやかして参ります。美しい雪景色の中、豊富な温泉やお料理を是非お楽しみください。

　新しき年の初日に富士の根の雪さへにほふ朝ぼらけかな

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　明治天皇　御製

　われも云ふ正月の富士高きかな真白きかなと子等に混りて
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　与謝野晶子　『太陽と薔薇』

　１２月２２日は一年で一番昼が短い冬至です。猿ヶ京ホテルでは２２日から２５日までの間、冬至恒例の「柚子（ゆず）湯」が大浴場にお目見えします。和手拭いで作った袋に柚子を詰めて浴槽に浮かべます。温泉の香りに柚子の香りがマッチされて、沈静効果があるようです。どうか、静かに柚子湯をお楽しみください。

　朝の湯の

　湯槽（ゆぶね）のふちにうなじ載せ

　ゆるく息する物思いかな

　石川啄木『一握の砂』より。

　　1月のイベントのご案内

　豆腐懐石　猿ヶ京ホテル　2005年12月のイベント予定

12/1（木）　たんばらスキーパーク　ゲレンデオープン　
　　　　　　提携優待リフト券がございます。通常￥4200→￥2100（平日）、￥3200（土日祝）

12/11（日）第一回　自然観察会　「探してみよう、冬の動物探偵団」
　　　　　　午前９時～10時　ホテル近辺の山林を散策。
　　　　　　ガイド　日本自然保護協会登録　自然観察指導員　長濱陽介さん、他1名
　　　　　　参加費　無料　※

12/15（木）　猿ヶ京ホテル　クリスマスイベント
　　　　　　　午後8時～9時　第一部「ゴスペルと聖書朗読のノエル」
　　　　　　　午後9時～10時　第二部「篠笛鑑賞の夕べ」
　　　　　　　協力　猿ヶ京キリスト教会、ゴスペルクァィアー
　　　　　　　参加費　無料　飲み物　別

12/18（日）　第ニ回　自然観察会　「探してみよう、冬の動物探偵団」
　　　　　　午前９時～10時　ホテル近辺の山林を散策。
　　　　　　ガイド　日本自然保護協会登録　自然観察指導員　長濱陽介さん、他1名
　　　　　　参加費　無料　※

12/18～24 クリスマス特別ワインウィーク
　　　　　　　ワイン各種が２０％引きとなります。
　　　　　　　一例）　ボジョレー・ヴィラージュ　￥3150　→　￥2520
　　　　　　　　　　　　　シャブリ　　　　　　　　　￥5250　→　￥4200

12/22～25　　冬至
　　　　　　　　大浴場にゆず湯が設けられます。　※

12/26（月）　風呂の日
　　　　　　　貸切家族風呂半額デー
　　　　　　　楓の湯　ヒノキ　￥3150　→　￥1575
　　　　　　　桜の湯　岩　　　￥2100　→　￥1050

12/29（木）　肉とふぐの日
　　　　　　　上州牛ステーキ　　￥1500　→　￥1000
　　　　　　　馬刺し　　　　　　￥1500　→　￥1000
　　　　　　　ふぐひれ酒　　　　￥1000　→　￥800

12/31　　　　大晦日
　　　　　　　神明神社　太々神楽　初詣　→　マップにてご案内致します。　※

○ 毎晩午後8時～8時45分　味噌蔵囲炉裏端にて
お餅つきと地元に伝わる民話の語り　※
　　　12/15はイベントのため、12/31は大晦日のためにお休み致します。
　　　お餅つきはビデオの上映になる場合があります。

※ ご宿泊、夕食休憩のお客様は無料でご利用頂けます。

ご予約・お問い合わせは、電話0278-66-1101　ＦＡＸ0278-66-1108までお願い致します。

　この手向山と言うモミジは葉の形に大きな特徴がございます。一般的なモミジはカエルの手のような形をしています。それでかつてはカエデのことをカエルデと言っていたのですが、この手向山の葉はささくれだっております。

百人一首に菅家の

このたびは　ぬさもとりあえず　手向山

　　　　　　　　もみじの錦　神のまにまに

と言う歌が取られています。このモミジの名の由来かもしれません。

　今年の紅葉は例年に比べて遅めです。十一月に入り、ようやく玄関先にある中庭のモミジが紅葉し始めました。このモミジは手向山（タムケヤマ）と言う種類なのですが、いち早く紅葉しました。

中庭のコバギボウシが咲きました。

８月７日（日）はにいはる夏まつりのクライマックス、花火大会です。

赤谷湖の湖上花火大会、今年は夕方から夕立と雷が鳴り響き、一時激しい雷雨に見まわれて、開催時間を７時３０分からのところ、２０分遅らせた７時５０分から開催されました。

花火大会の最後は湖上に張られたワイヤーを伝わって、ナイヤガラの滝がフィナーレを飾ります。

　中庭のユリが咲きました。この辺りの崖地に生息するユリの花は初夏の白眉です。恋する女の人のために、多くの男達がこの花を取ろうと岩崖に挑み、命を落としたと言われています。ユリの花もその姿形が男を惑わせる魔性の花のような気がします。

　越中、富山の山奥には「クロユリ」が生えていて、戦国時代に佐々成政が豊臣秀吉の妻北の政所に献上したと言う伝説が伝わっています。北の政所はこれを珍重し、ことの他喜びました。しかしこれを見た秀吉の側室淀殿は実家浅井氏の旧臣に命じてこのクロユリを沢山取り寄せ、目立つところに北の政所に「こんなものは珍しくない」とばかりに投げ捨てました。北の政所は面目をつぶされ、成政はこのことがあだになり、肥後の国に左遷され、一揆の鎮圧に失敗して切腹して果てます。

　ユリはそれ自体が意思を持つように人間を数奇な運命に導いていく力を持っているのかも知れません。

三国山中腹の「お花畑」のほぼ全景です。標高の高いところから低いところを見下ろしています。真ん中を遊歩道が通っていて、ベンチがあって休憩できるスペースが2ヵ所あります。ここでお弁当を食べたり、休憩したりできます。