旧三国街道(治部歩道)合同視察-4
大般若塔から法師温泉まで国道を突っ切って下っていく道を通称「九十九曲がり」と言います。この道もブナ林が保存されているいい道です。
ゴールの法師温泉では玄関先に冷水でラムネが冷してあり、T氏のご好意で喉を潤すことが出来ました。
治部歩道(新道)は明治時代に猿ヶ京の住民が永井の宿が三国街道の要所としてあまりにも繁栄していたために、そこを通らずに直接三国峠に出られる道を開削したと伝わる道です。
言わば「明治六年の地域活性化策」だったわけです。今回はその「治部歩道(新道)」の跡を辿ってきたわけですが、そう思うとわれわれのご先祖様たちの苦労がしのばれて感慨深いものがあります。
行程を歩いてみての感想は、林間コースが殆どで、開けているところは上の山の鉄塔付近のみです。景色を楽しむコースではありません。ただ、植生の変化や炭窯の跡、動物の痕跡、林業の営みなどを観察してながら歩くには良い道だと思いました。
なお、この様子は左のフォトアルバム(2005.05.28旧三国街道(治部歩道))にも収録してありますので、よろしかったらごらんください。
コメント