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「なから」感動する本

最近聴いてんの・・・

2004.02.15~18バリ島

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    2004.02.15~02.18と4日間、インドネシアのバリ島に研修旅行で言ってきました。実質3泊でしたが、ウブド・コマネカリゾート2泊、ヌサドゥア・アマヌサ1泊と言うスケジュールでしたが、アマンリゾートのアマンダリ、アマンキラ、フォーシーズンホテルのサヤンなど代表的なスモールラグジャリーホテルを見学することもできました。極めてまじめな研修旅行でした。

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旅の日

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江戸時代の元禄2年の3月27日(旧暦。新暦に換算すると5月16日と言う。)、松尾芭蕉は奥の細道の旅に出発したと言います。『月日は百代の過客にして行き交う年も亦旅人なり。(ツキヒハ ハクタイノカカクニシテ イキコウトシモ マタ タビビトナリ)』

この漢学の教養のひけらかし感がたまりません。

日本旅のペンクラブの「旅の日」の会に参加してきました。場所は池袋はメトロポリタン。爽やかな5月の風に吹かれながら会場いりし、大いに語り、飲んで参りました。

芭蕉の奥の細道はあまりにも有名だが、高校の古文の教科書で習った時から漢文調の教養主義が鼻について、好きになれませんでした。松島、象潟、山寺とその後を訪ねたこともあるが、暗く重い壮絶な印象しか残っていません。

逆に姫神せんせいしょんの『奥の細道』は大好きでCDを何回も聞いています。文学を理解するのも年季が必要のようだし、時代が変われば当然、理解出来ない感性があるのかも知れません。「芭蕉が・・・」などと言うといかにもアカデミックに聞こえ、なるほどなるほどと来るが、その奥の細道の旅の本当の心境はわかっていない人が多いのではないでしょうか。あの距離を徒歩で歩くことに牧歌的なのどかな姫神の演奏する「奥の細道」のイメージが思い浮かぶのですが、本当は野ざらし、行き倒れ覚悟のどちらかと言うとこの世とあの世の境をさまようような、陰惨な旅ではなかったでしょうか。

以上がぼくの「奥の細道」に抱いている気持です。

この「旅の日」の会のイベント自体は、とても有意義な会で出来れば来年も参加したいと思います。

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