ニセアカシア(針槐)
赤谷川の岸に咲くニセアカシアの花です。
ニセアカシアは本来はアメリカ東部の岩場に自生していた外来種で繁殖力が旺盛でそのために戦後日本各地で街路樹や護岸工事のあとなどに良く植えられました。既に野生化しており、各地に自生しています。群馬県は渋川から関越道の道沿いにずっと植えられており、この季節はドライバーの目を楽しませてくれます。和名を針槐(はりえんじゅ)と言います。この花には蜜がたっぷり含まれていて、養蜂家にとっては大切な樹木です。またその甘い香りを生かして、花はよく天ぷらになって大衆的な旅館などの食卓にこの季節、並ぶことも多いです。
ニセアカシア林の下部には土地本来の構成種はなかなか生育されず、セイタカアワダチソウなどの外来種がはびこっているのが現状です。地震や災害に対しては適応力が弱く、森本来の生態系の維持の観点からも問題になっています。
日本ではいわゆるアカシアといえばこのニセアカシアを指し、本当のアカシアは「ミモザ」と言われているそうです。おもわず歌いたくなっちゃいますネ。
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