小正月の餅花かざり
1月15日 小正月の餅花飾りです。
『餅花や 夜はねずみが よしの山』
と江戸時代に宝井其角は読みました。
正月十三、十四日の間に門松、しめかざりを取り払って餅花をつくり、大神宮、歳徳の神、恵比寿それぞれの神様に一枝ずつ捧げます。作り方はみず木、あるいは川柳の枝をとり、これに餅を三角または梅や桜の花形に切ったのを枝にさします。これを繭玉(まゆだま)と言います。さらに稲穂あるいは紙でつくったお金、農家では木を削って鋤、鍬のたぐいや農具のおもちゃをこしらえて餅花の枝にかけます。すべて家業に関係するものの雛型であって、家業の福を願う行事です。(参考:鈴木牧之:北越雪譜)
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