武田信玄の「風林火山」の旗とは?
来年のNHK大河ドラマは井上靖原作の「風林火山」と言うことです。
「風林火山」とは戦国時代、甲斐の国(山梨県)の大名であった武田信玄が戦の時に自分の近くに置いた旗印「孫子の旗」に書かれた文言から取られています。
『疾(はや)きことは風のごとく、徐(しず)かなることは林のごとく、侵掠(しんりゃく)することは火のごとく、動かざることは山のごとく、』
意味は書いてある通りです。孫子は「兵法」が書かれえた書物として有名です。武田信玄はこの兵法の極意と言うべき言葉を常に座右において戦っていたのです。
なお、武田軍の家紋は「武田菱」と言って、菱型が四つ並んだおなじみの紋所で、普通の兵隊の旗印はこれが用いられています。
なお、武田信玄は遺言で跡継ぎの勝頼にこの孫子の旗の使用はゆるさなかったと言われています。
コメント