ドラゴンドラ山頂の田代ステイションにおりてすぐのところに、レストランアルムがあります。ここのハンバーグ定食1500円は山頂のレストランと言う常識を裏切る内容です。本場し込みのシェフの『仕事がしてある』ハンバーグです。ハンバーグ自体は牛と豚の合挽きと言うことですが、「クレピネット(網脂)」と言われる網状の牛の内臓肉の周囲に付く脂肪で包まれており、これが口の中でデミグラスソースとともに溶けて、心地よい濃厚な味わいになっています。給仕も通常のレストランのようにウエイトレス、ウエイターがもって来てくれます。他にスパゲッテイ、エビフライ・カレーなどもあり、パンの販売もしています。山頂でのぜいたくな昼食に最適です。
猿ヶ京温泉から三国峠を越えて約20分。苗場スキー場のドラゴンドラの苗場ステイションに着きます。ここの標高が920メートル。ここから8人乗りのゴンドラで一挙に標高1346メートルの田代ステイションに引上げられます。
この春の営業は5月8日まで。
夏の営業は7月15日~9月1日まで。
紅葉期の営業は10月8日から11月6日までを予定しています。
赤谷湖記念公園のさかさザクラが満開です。場所はコープシャトウ猿ヶ京の国道をはさんで反対側の広場ににあります。近くは赤谷湖(相俣ダム)のダムサイドでそこも桜並木になっています。
ところで、なぜ「さかさザクラ」なのでしょうか。そのいわれは樹の下に立っている立派な看板に出ています。少し難しい説明ですが、全文を載せます。
『 群馬県指定天然記念物 相俣のさかさザクラ 昭和27年11月11日 指定 天文21年(1552)の春、上杉謙信が初めて三国峠から関東に兵を出した時、この地に小休止し馬よりおりて上杉謙信ゆかりの日枝神社を参拝した。 この時謙信は春日山より持参していた桜のムチを境内に逆さに挿して、もしこの桜に芽が吹けば出陣の幸先が良いものとして、謙信の希望をこめて占いをした。ところが不思議にもこの桜がすくすくと成長して数年ならずして花が咲き成木したと言われている。 また、この桜の花の咲き具合でその年の作柄を占ったので豊年桜ともいわれている。 樹高18・2メートル、目通り6・2メートル、根元廻り11・0メートルである。平成6年2月10日 群馬県教育委員会 新治村教育委員会 』
さくらのむちをさかさまに挿したら、成長して花が咲いた。その花の咲き具合でその年の作柄をうらなった。と言うことです。この通りなら樹齢は450年を超えています。そう思ってもおかしくない風格、そして雰囲気を漂わせている古里のほこり、さかさザクラです。
ようやく標高600メートルちょうどくらいの湯の町台地の桜も満開に近い状態になりました。
当館の庭の中ではここの桜が樹形と言い、花のつき方と言い、一番きれいだと思います。