猿ヶ京音頭ー1967年
毎年夏に猿ヶ京温泉で行われる夏祭りで、この猿ヶ京音頭の三橋美智也のよく伸びる歌声を聞くこともなくなりました。夏祭りはかつては猿ヶ京温泉祭であったのが、にいはる夏祭りになったので、猿ヶ京音頭はかからなくなりました。
今では猿ヶ京小学校の運動会で子供達と父兄の有志?が踊る時に聞くのが唯一の機会となりました。
三橋美智也は1967年当時はどうだったのでしょう。おそらく全盛期?以前テレビでやっていた特集番組では毎日のようにレコーディングしていた時期があったようです。ちょうどそのころだったのではないでしょうか。
一、花の東京と 新潟を 中で結んで四十五里
ここは上越 国ざかい 山の竜宮 猿ヶ京
チョイト 寄ってきな
山の竜宮にはきれいな女の人達がいっぱいいた筈です。昔の猿ヶ京は芸者で売っていたそうです。芸者さんの顔写真だけのパンフレットや、日中は芸者さんとハイキングと言う企画もありました。一対一は禁止されていたんでしょうね、多分(^。^;;。
ニ、春はつつじの 赤谷川 秋は七草 みずうみの
河鹿なく音に ききほれて たれたつり糸 何をつる
ちょいと 夢をつる
湖に河鹿はいないだろう、と思うわけですが、その部分がこの音頭の聞きどころでもあります。この辺りが三橋美智也の美声の面目躍如と言える部分です。
三、走る国道 星月夜 照らすライトも ほのぼのと
若い二人の ささやきは 恋のドライブ いつまでも
ちょいと どこまでも
われわれも小学生のころ、運動会の練習で何回も猿ヶ京音頭の踊りの練習をしました。この「恋のドライブ」のくだりのあたりは、小学生には刺激の強すぎる部分だったかも知れません。
四、スキーたのしむ スロープの 雪の中から 石楠花が
きょうもにっこり 呼んでたぜ 山の竜宮猿ヶ京
ちょいと お湯の里
わたしは歌詞カードを手にするまで、「きょうもにっこり 呼んでたぜ」のところをずっと「今日も良い娘と 飲んで食べ」と思っていましたd(^-^)ネ!昔はスキーが商売になったんですね。わたしが小学生の頃は貸しスキーのお店がかなり猿ヶ京にありました。靴はまだゴム製で、板もビンディングなんてなくてばねで留める式だったように思います。
よその人にとっては、面白くもなんともない、猿ヶ京音頭のうんちくですが、わたしにとっては大切な思いで?が走馬灯にように思い出されてくる時に必要な心のBGMなのです。
(2005.10.19 N氏よりレコードを寄贈いただきました。)
このレコード、オレも持ってるよ。一度もレコード針をとおしていない、サラサラなレコード盤。
昔を語れる人が少なく寂しく思う今日この頃ですが、栄光を取り戻しましょう🎵
投稿: 鈴木尚志 | 2019-05-22 01:00