武田信玄と言うと高野山に伝わる、でっぷりと太った肖像画が有名である。
ところが近年の研究でその肖像は畠山某を描いたとされ、実際は土岐頼康像と
言われるものが信玄を描いたのだと言う説がある。
黒澤明監督の映画「影武者」では当初、太った信玄像が監督の念頭にあったらしく、勝新太郎が配役されたが、撮影が始まるとすぐに黒澤と勝は対立、勝は降板した。代役の黒澤映画の常連仲代達矢はスリムで貴族的な信玄を演じた。
奇しくも最近の研究で信玄はスリムであったことが、有力であり、仲代の信玄像は実際に近いものとなった。
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