6月も中盤を越えるとそろそろ蛍の飛ぶ季節になってきます。
「はじめは源氏、あとは平家」
と蛍の種類が前半と後半では異なるとつい最近知りました。
ふらふらと梅雨時の生温かい空気に触れながら、たくみの里の沢づたいを歩いていると、ほんのちらほらと光の筋を見ることができます。
物思えば 沢の蛍もわが身より
あくがれいずる 魂かとぞみる 和泉式部
「あくがれ」とは「在所」を「離る」、つまり、魂が今在るところを何かに誘われ離れ去って行くという意味だそうです。自分の体から離れていく魂=蛍はどこに飛んでいくのでしょう。
不思議なことにおかみにきいたら蛍に関する民話はこの辺にはないそうです。
蛍の光に何かをたくして物を思うのは、平安貴族の特権だったのかも知れません。

焼き茄子で精を付けて、元気を出して(^^;)。

FIFAワールドカップ期間はうちの旅館ではスポーツバーをオープンします。そのユニホームはサムライブルーのこれです。エンブレムのシンボルマークの八咫烏(やたがらす)をかたどっており、ジーコジャパンの武運長久を後押します。
JFAのホームページより:ボールを押さえている三本足の烏は、中国の古典にある三足烏と呼ばれるもので、日の神=太陽をシンボル化したものです。日本では、神武天皇御東征のとき、八咫烏(やたがらす)が天皇の軍隊を道案内をしたということもあり、烏には親しみがありました。

H温泉のO専務に頼まれて、三日前から付けています。子供の遊んでいる町は、活気のある町だ、といいます。子供が安心して遊べる町であることを心からお祈りいたします。