すっかり夜も冷えてきました。九条良経は、
きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに
衣かたしきひとりかも寝む
とうたっていますが、今日からシャツも長袖に着替えました・・・
余談ですが、嵐山光三郎の『文人悪食』で宮沢賢治はエスペラント語に長けていて、岩手のことを「イーハトーボ」、仙台のことを「センダード」、東京のことを「トキーオ」(沢田研二のトキオはここから来ていたのか!)と呼んでいたそうです。
猿ヶ京もエスペラント語風にすると、「サルガキーオ」、「サルキーオ」と言うことになります。まんてん星の湯の岩田社長が「サルキオ」温泉と言っているのは、猿ヶ京をエスペラント語読みしていることから来ていることが分かりました?
今年も鹿児島のカネヨ販売からカツオの一杯セットを取って、スタミナ補給にいそしんでいます。冷凍でパックされたカツオのたたきやトロカツオを流水または自然解凍で解かし、薬味を沢山盛り付けてポン酢でいただきます。「母心」と言うカネヨの醤油も付いてくるのですが、甘ったるくて関東人には分かりにくい味なので、ポン酢で頂いています。
薬味にはたまねぎのスライスをたっぷりと大葉、それに長ネギと庭で採れたみょうがを添えます。さらにたたきの上にはにんにくのスライスをフライパンで炒めて仕上げにポン酢を注いだ物を乗せます。そしてチューブ煎りの生にんにく、生しょうがをポン酢で解かしていただきます。これに赤ワインのムートン・カデ・ルージュをギンギンに冷やして飲むと非常に良く合います。貧血気味のかたには大いにお勧めします。
たくみの里できのこ狩りが楽しめます。
三国しめじ生産組合でしめじ、まいたけの生産見学と収穫が楽しめます。ぶなしめじ狩り 500円、まいたけ狩り650円。きのこはこう言うところで作られていることを子供達に教えるのには良いと思います。
昨日はパンフレットを頂きに行ってきたのですが、パンフレットはなく、工場?を見学させていただきました。
帰りにぶなしめじを貰って来たのですが、昨日の昼はクレージーソルトと白ワインで油いために、夜は牛肉を焼いた後の肉汁で炒め、今日の昼はしょうゆと白ワインを入れてホイル焼きにしました。ぶなしめじは天日干しにすると香りが出ると言われましたが、昨日、今日と日が出なかったので、干せませんでした。今度はまいたけを買ってきてホイル焼きに挑戦しようと思います。
旅館の玄関先に咲く、さるすべり(百日紅)の花。花言葉は「雄弁」。
さるすべりの木は表皮が猿が滑り落ちるくらいすべすべしているので名づけられました。陶芸家の間では、ろくろ整形の時に使用するへらの材料に良いと言われています。
今から30年ほど前に、旅館の従業員食堂(劇場を買収、改造した)の前に生えていたさるすべりの木を津軽から来た人達(津軽三味線と太鼓の奏者)が伐って、乾燥させへらにしたをふと思い出しました。当時は陶芸小屋もやっていました。陶芸は月夜野焼の二代目福田祐太郎先生の指導を受けていたのですが、福田先生は九州伊万里の稗古場の出身で、道具は磁器の道具でした。従ってへらも陶器で使わない牛の舌のようなへらを使っていました。そのへらで電動ろくろで粘土を整形するときに、筒状に伸ばすときに使用します。陶芸小屋は閉鎖して5年くらいになります。今、陶芸はたくみの里の陶芸の家をご紹介しています。指導する井草先生はたくみ会の会長もやっており、ろくろの名人です。